| 中央ろう学校(仮称)基本計画検討委員会報告書(概要)
第1章 中高一貫型ろう学校の設置
1 東京都における検討の経過
平成9年12月「東京都聴覚障害教育検討委員会」答申
(委員構成:学識経験者、団体関係者、ろう学校・心障学級関係職員、都庁職員)
○聴覚障害教育の改善・充実
○都立ろう学校の再編整備など
平成11年7月「東京都聴覚障害教育推進構想」策定
○聴覚障害教育の施策を総合的に推進していくための基本フレームを提示
○杉並ろう学校、大田ろう学校、石神井ろう学校を再編したろう学校における中高一貫型教育課程の導入を提示
平成15年12月「東京都心身障害教育改善検討委員会」答申
(委員構成:学識経験者、団体関係者、ろう学校・心障学級関係職員、都庁職員)
○「聴覚障害教育推進構想」策定後の諸状況を踏まえ、ろう学校の再編整備についての検討と計画を具体化していく必要性を提示
平成16年11月「東京都特別支援教育推進計画」策定
2 聴覚障害教育をめぐる諸条件の変化
1 都立ろう学校の現状と課題
(1)在籍者の減少とその課題
都立ろう学校の在籍者:昭和34年度1,521人(ピーク)、平成16年度 591人
立川ろう学校と葛飾ろう学校を除き、ろう学校6校の小規模化はますます顕著
ア 学習意欲や学力の停滞をまねく
イ 発達段階に応じた活発な教育活動の展開が困難
(2)進路選択する機会の不足
ア 進学に対する目的意識の希薄化
イ 自己の学習状況を認識する機会の不足
2 社会の変化
ノーマライゼーションの進展に伴う、聴覚障害者の職域の拡大
3 生徒・保護者のニーズ
学力やコミュニケーション能力の向上に重点を置いた教育に対するニーズの高まり
4 大学・企業等からの要請
基礎学力の向上、コミュニケーション能力の向上、積極的な人間関係、社会常識の涵養(かんよう)等
3 東京都特別支援教育推進計画における中高一貫型ろう学校の設置計画

4 中高一貫型ろう学校の設置によって期待される効果
1 生徒の発達段階や学習の習熟度に応じた聴覚障害教育の専門的な指導の充実
2 中学部段階から生徒一人一人の能力や適性に応じた学校選択の機会を提供
3 進学に向けた目的意識と学習意欲の向上
4 自己の学習状況を認識する機会の拡大
第2章 中央ろう学校(仮称)の設置
1 設置の基本的枠組
大学等への進学をめざす教育を行うろう学校
中学部・高等部の6年間を見通した教育課程を編成
平成18年度に設置
2 設置理念
1 学校設置の基本理念
○6年間の中高一貫教育による、大学等への進学に対応できる確かな学力の養成
○調和のとれた人間性をはぐくみ、社会に貢献できる人材の育成
2 めざす生徒像
○たくましく生きる力を身につけ、高い志をもって積極的に学び、自らの能力・適性を生かし、大学等への進学希望を実現する生徒
○国際化、情報化社会の中で、協調性、規範意識、思いやりの心をもち、社会に貢献できる生徒
第3章 教育課程に関する基準
1 教育課程編成の基本方針等
1 大学等への進学に向けた学力の伸長
○中高6年間を2年ごとに分け、大学等への進学に必要な学力を伸長
○前期「学力定着段階」、中期「学力伸長段階」、後期「学力充実段階」
2 多様なコミュニケーション能力の伸長
○自己の障害を正しく認識
○聴覚障害に基づく種々の困難を改善・克服する意欲と行動力を育成
○大学生活等に必要な多様で高度なコミュニケーション能力や表現能力の伸長
2 中高一貫教育を生かした教育内容
前期:(1・2年次)必修教科の内容を確実に指導
中期:(3・4年次)選択教科をより多く導入するとともに必履修教科・科目を配置
後期:(5・6年次)一人一人の進学に応じた多様な自由選択教科・科目を開設し、生徒の能力や特性に応じた系(コース)を設定
全期:「学びの時間」を設定し、生徒の学習状況等に応じて、発展的な学習や補習を実施
第4章 中央ろう学校(仮称)の教育環境
1 施設・設備
平成18年度〜平成20年度 中学部:大塚ろう学校内、高等部:石神井ろう学校内
平成21年度 杉並ろう学校跡地
2 教員の配置
高い専門性と実践的な指導力のある教員の配置
3 平成18年度〜20年度の教育環境の工夫
インターネット等を活用した授業システムの構築
3・4年次の合同活動や教員の連携
第5章 入学相談
中学部・高等部とも前期入学相談、後期入学相談を実施
前期入学相談は推薦募集、後期入学相談は一般募集
全文はPDFで用意しています。
|